あくなき挑戦 ジョニー・トーが見た映画の世界の涼のレビュー・感想・評価

　ジョニー・トー監督作品は、これまで16本見ている。

　冒頭、監督がブチ切れていて、ずっとイライラしっぱなしで怒っているシーンが続くのかなと思ったらそんなことはなくて、人間的な温かさを感じる部分が多かった。

　7年前のこの時点でも中国政府の表現への締め付けの危惧、不安を語っていたが、今現在はどのような心境だろうか？

　常に新しいことに挑戦するその姿勢があるからこそ、現在でも第一線の監督として生き残っているのだろう。
　自分のことだけでなく、後進への指導にも情熱を向けているその姿に感銘を受けた。