少し前に映画館で鑑賞しました。
ある画家の人生とともに、ナチスドイツとその後の時代を感じられる作品でした。
後の時代から見れば狂信的に思える状況でも、中にいたら、少し違和感はあっても大半の人は普通の生活をしていたんだろうなと思うと、今の時代への不安も感じます。
戦争だけじゃなく、現実にあるなにかの違和感に、自分なりに向き合えってかたちにできるのが芸術家なのかなと思いました。
クルトが表現しようとしてできない苦しさと、それがかたちにできたときの昇華されるような気持ちと。
芸術に触れるのが好きな人なら共感できるのでは。
クルトが父親に「わかったんだ!」と駆け寄って力説するシーンが好きです。