マーティン・フリーマン主演のショートフィルム。
不慮の事故で44歳という若さで亡くなったスティーブ・マリオット。
日本での認知度こそ低かったが英国ではザ・フーと双璧をなすモッズ・バンドとして成功を収めた“スモール・フェイセス(Small Faces)”のボーカルであった。
人気絶頂であった1969年に、ライブを途中で放棄し突然グループを脱退。
その後はいくつかのバンドを立ち上げては解散し、ソロで小さな会場を回って演奏を続ける日々を送っていた。
そんな彼のイースト・ロンドンのパブでライブを行う日のワンシーンを描いた作品。
富や名声など要らないといってバンドを解散させたスティーブ。
だが彼がライブを演るために訪れたパブでは、大物アーティストが多数主演している『ライブ・エイド』という有名なチャリティフェスのTV放送に夢中。
そんな中でカウンターで酒を飲みながら、自問自答のように独り言を言うスティーブ(マーティン・フリーマン)が哀愁を漂わせつつもカッコイイ。
そして、彼のファンだというパブで働く青年にサインを求められ、冗談をいいながら嬉しそうにサインを書く時の表情が堪らなく素敵でした。
8分と短い作品ですが、マーティン・フリーマンが好きな方はぜひ😆