フジタジュンコ

シャークネード ラスト・チェーンソー 4DXのフジタジュンコのレビュー・感想・評価

5.0
★★★
2023/07/17@HUMAXシネマズ池袋

★★
センパ・パラタス!!

全世界が愛してやまない(?)「シャークネード」シリーズもついに最終章。
これほど「日本人の責任」という言葉がしっくりくるシリーズもありません。その証拠に本作は日本でのみ4DXで劇場公開されるという暴挙。
私はサメ映画好きの末端でありインフルエンサーでもなんでもありませんが、ここまで「シャークネード」を盛り上げてしまった責任をとるつもりでユナイテッド・シネマで鑑賞いたしました。

トンデモにトンデモを詰め込んだ「シャークネード」の完結編にふさわしく、舞台は時空を超え、先史時代、アーサー王の時代、独立戦争など過去をめぐり、そして近い過去から20013年の未来に到達するという、いやほんと書いている私の頭がおかしいと思われそうな設定なんであらすじを書くのさえ憚られますね…

そんな時を超えた(常人の発想をも超えた)ストーリー展開のうえで、まさかこんな大団円が用意されているとは思いませんでした。私たちがずっと追いつづけてきた物語そのものが、フィン・シェパードという存在を要求してきたのです。”シャークネード”という事象によってこの物語が始まったのではありません。フィンに始まり、フィンで終わる(fin/フランス語の発音はファン[ɛ̃]だけど)。フィンによって始まった物語は、ここに、完璧に円環がとじられるのです。この物語のありようには、何度見ても涙をこらえることができません。

真正面から、大真面目に、加減を知らないほどのバカっぷりをいい大人たちが時間とお金をかけて取り組んでくれたこと、このシリーズと出会えたこと、配信や円盤でもこれから何度も繰り返し見られること、本当に心から、人生損しました!!!(感謝しています!!!!)


2018/11/22
ユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞(4DX)。

大好き 最高