このレビューはネタバレを含みます
ポスターのイメージで観たので面食らいました。なんて苦々しい。
ダニエルの、父の死でブーストされた悪事への憧憬という青春の履き違えが暴走して迎える結末があまりにも悲しい。
麻薬の密売と手段は1000%間違えていますが、途中までの内気なダニエルがハンターと仲良くなり大胆になっていく過程や妹のマッケイラとのスリリングな恋愛などは危うい青春劇としてとても楽しみました。
ダニエルが独断でコカインの取引をしようとしたせいで、マリファナの元締めに命を狙われる展開は胃にきました。ハンターがダニエルを庇って銃殺される場面が泣ける。ハンターのダニエルへの友情だけが救い・・・。まだ真っ当な道をやり直せる可能性もあっただけにやりきれません。
全員が不幸になって終わるようなものですが、切な過ぎる余韻の青春ものとしてかなり好きですね。