真っ黒こげ太郎

ジャングル・クルーズの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)
3.7
※(今回結構やる気が)ないです。もしかしたら短評かもしれません。
本作が好きな人はごめんね。




アマゾンに伝わる伝説、不老不死の力が宿る”奇跡の花”をゲットするために、弟のマクレガーと共にアマゾンにやって来た植物博士のリリー。

彼らはヤラセとダジャレ好きなクルーズ・ツアーの船長と共に奇跡の花を探す為の大冒険に出る。
だが、その花を追うドイツ帝国の軍勢や、その地に伝わる呪いが彼らを襲うのだった…。




ディズニーランドのアトラクションを実写映画化した、アドベンチャー映画。
主演はロック様ことドウェイン・ジョンソンさん、そして監督は「蝋人形の館」や「ロスト・バケーション」、リーアム・ニーソンさんのアクション映画等でお馴染みのジャウム・コレット=セラさん。
(そこは「エスター」の監督だろ!というツッコミを無視しつつ話を進めます。w)
エミリー・ブラントさんに関しては存じ上げませんでした(爆)が、調べたらあの「ボーダーライン」で酷い目に遭ってた女の人だ!!!www
あっちではあんなににメソメソしてたのに、こんなに強気になって…。
(酷い覚え方だ。w)


ロック様主演&ジャウム・コレット=セラ監督作って事で劇場で観てきました、まぁ普通に面白かったですね。w


いや、2時間の尺を飽きることなく楽しめたし、老若男女誰が見ても幅広~く楽しめる映画には違いないのですが、私的には何処か物足りんかったというか。
言うなれば以前から食べたかったお店の料理がいざ食べてみるとそこまででは無くて「まぁ、それなりに美味かったけど…」となるような…ああいう感じ。(どんな感じだよ。)

もう面倒なので(オイ)、良い点と悪い点を箇条書き。

(良い点)
・ディズニーの大作だけあって、VFXは高クオリティ。冒険の高揚感を味わえる。
・ロック様演じる船長の正体やそれにまつわる呪いの真実が面白い。そう来るか。
・謎解きやアクション等のアトラクションが多いので基本的には飽きない。
・(ウィー)ジャガー♪のプロクシマが可愛い。(たよれるー!)
・ジャウム・コレット=セラさんお馴染みのしっかりした作りで、全体的に手堅く纏まっている。 ←ココ重要

(悪い点)
・ヒロインが強気っ子過ぎて結構ウザイ。(ベニチオ・デル・トロさんにあんなに泣かされた癖に!)
・肉体言語な場面もあるが、ロック様のマッチョ振りは抑え目。インチキおじさんな船長役だからしょうがないけど。(ダジャレキャラも微妙)
・ご都合主義に感じる場面多し。
・全体的に「ここぞ!」と言えるような大きな見どころに欠けている。 ←ココ重要


こんな感じ。

冒険してる感じはそれなりに出てるが、ロック様の船長がインチキおじさんなキャラなので強気なヒロインに押されっぱなし。
挙句、ヒロインとその弟に一方的にぶん殴られる始末。まぁそりゃあんなインチキしたら殴られるのは当たり前だが、ヘタレの弟、お前は関係ないだろ!!
せめてあの弟に位は殴り返しても良かったんじゃね?

VFXを活かした冒険模様は飽きないけど、やっぱりもっと本物の質感がある感じのアクションが俺的には好みだなぁ。
クライマックスのアクションもド派手で目が離せはしなかったけど、やっぱモノホン感がもうチョイ欲しかった所だ。
(ロック様がその秘密を活かして敵を欺き、兵士をコッソリボコり倒す場面は良かったんだけどね。ああいうシーン、もっとください!!!)



何かかなり乏してる感が出てしまったが、一応フォローすると、インチキと強気っ子な2人が衝突しながらも最終的には仲良くなるのは微笑ましかったし、真実を伝え覚悟を決めた時のロック様の雄姿はグッと来ました。
アクションもVFX主体とは言え、展開のお陰で盛り上がりました。



まぁ、今回に関しては単に俺と好みがズレただけであって、アドベンチャー大作映画としては普通に楽しめると思います。
誰が見ても楽しめる映画だと思うので、興味があれば是非。