このレビューはネタバレを含みます
面白いけどやや薄味。
邦画のコメディ、としての完成度はすごく高いけど、記憶を失って人が変わる、それがめちゃくちゃ(ご都合的に)ポジティブに働く、というストーリーライン自体はもう擦られすぎて味もしないよなぁ。
全体のテンポ感、ユーモアなど三谷幸喜作品と言われてああなるほど！という感じ。細かいとことかキャストとかは面白い。めっちゃ面白い。
ただ後半はちょっと都合よすぎだよなぁ。アメリカ大統領との談話がうまくいくとか。k2を正論でやめさせるとか。国会で嫁に話しかけるとか。うーん。
確かに妻と抱き合ったらまぁ紙面としてはそっちに流れるだろうから、美談にはなるのだろうけど…など、ちょっと引っ掛かりがあるっちゃある。
パチンコで狙われて弾をキャッチして飛び降りてそれを追うのこのカット、犯人捕まらないなら別にいらなくない？？
パチンコってのもなんかぬるいし(殺さないとべつに復活するでしょ)、追った後捕まえたシーンがないなら走る意味もないのでは
