悪徳総理大臣が記憶喪失になってもう一度やり直す話。
三谷作品ちょっと敬遠してたんですけど、テレビでやってたのとレコメンドを受け鑑賞してみたらまあしっかり面白い。マジックアワーくらいまでしかちゃんと観てこなかったんですが、ちょっと見直し兼ねて作品網羅したくなりました。
三谷幸喜嫌いではないです。ラヂオの時間とみんなの家は大好き。古畑シリーズも大好きなドラマ。多分ギャラクシー街道かなんかで寝落ちするくらいハマんなかったから避けてたんでしょうね。
病室で目を覚ましたある男。自分が何者なのか思い出せないまま病院を抜け出し街を抜け出すと、自分が歴代最悪と言われ2.3%という脅威の支持率を叩き出した悪徳総理大臣だったことを知ります。
自分の立場や周囲の反応に戸惑いながらも、自身の記憶が無くなったことで政治家として、政治のあり方を正したいと考えるようになった黒田は、自分の生き方を変えるため様々な問題と向き合い奮闘します。
豪華キャストですね。主人公中井貴一の立ち振舞いがコミカルで素敵。善の顔と悪の顔の演技の対比もお見事。
そこに花を添えるディーン·フジオカと小池栄子も素晴らしい。このトリオ、ずっと観てられる安定感。
そして三谷ファミリー常連勢は文句なし。特筆すべきは小林隆。何故半袖半ズボンなんだ。佐藤浩市も良かった。
他にも豪華キャストが目白押し。多くは語らないですが、概ねハマってたので極端にスベってる印象は無かったです。
ところで、三谷作品ってあんなに長回し多用するもんなんですか?他の作品を鑑賞してから数年経ってるし、当時はそんなに映画に思い入れも無かったから気づかなかっただけなのでしょうか。
稽古相当きつそうだから出るキャストも実力派じゃないと厳しそうですよね。だからかな、キャスティングにあんまり大人の事情が見えない気がしました。アイドル枠が少ない。
やはり気合い入ってるってことなんですかね。面白いことやりたいって気概を感じる。
こうなってくるとフィルマークス上で特にスコアの低い清洲会議とギャラクシー街道が気になります。どっかタイミング合うとき鑑賞ですねこれは。
2024年 97本目