毎度のことだけど、どのキャラクターもおもしろい。出演シーンの多さにかかわらず、それぞれの役者さんへの愛が感じられる映画。
小ネタの応酬は、監督のドヤ顔が透けて見えなくもないけれど、それ込みで何だかクスッとくる。
覚えている限り、人生で初めて「映画って面白い…!」と思ったのは、テレビでやっていた『ラジヲの時間』だった。
子ども心に大人たちが駆け回る様子があまりにも可笑しくて、初めて夜更かしをして、エンディングまでたっぷり観た。家族みんなで大笑いした。
二十歳を超え家を出た今でも、年末に帰省をしてテレビ欄で「三谷幸喜」という名前を見たら、家族で観てしまう。
この時代において大衆性と洒落っ気を両立している最後の人、みたいなイメージ。
何が言いたいかというと、やっぱり三谷幸喜さんが好き。