主人公は密かに服飾の道を夢見るネガティブな女子高生。あることをきっかけに演劇部に所属することになった彼女の身に起こるちょっと不思議な出来事と、傷つけ合いながらも成長していく部員たちとの姿にファンタジーを織り交ぜながら描かれた青春群像劇。
どこか舞台っぽくみえるのに意外とリアル。ふらふらした台詞やカメラワークも即興劇の魅力といえば魅力なのかもしれないがちょっと稚拙に感じてしまった。群像劇とのバランスを無視してまでウクレレの天使に比重を置いた、西山小雨のために作られたような映画。
印象的なのは南沙良の涙そうそう