いたち

ラストレターのいたちのレビュー・感想・評価

ラストレター(2020年製作の映画)
3.8
公開前の予告からずっと観たいと
思っていたけど今更になってしまった…

少女、少年から大人になっても忘れられない人がいて同じようにまた近付いていく関係性が面白い。途中ちょっと笑えるような要素もあり、重ための話なんだろうけど軽快に観ることができた。

何よりやっぱり広瀬すず、そして森七菜の透明感というか少女感がもはや尊敬のレベル。広瀬すずとか映画撮った時はもう20代だと思うけど、どこからそんな透明感出てるんだろう?本当に役柄によっての変化が素晴らしい。

昔から思ってるけど手紙って良い。
大切にしていれば何回でも読み返せるし、書き手の想いもなんとなく掴みやすい。そして、届くのを待つ時間、届いたときの幸福感や開封のどきどき。自分が書くときは書き上げたのに訳の分からない不安に駆られてもう一回書き直したり、字の書き方にこだわったりとにかく時間が掛かる。自分が好いている人なら尚更そう。そういう気持ちを蘇らせてくれる映画でもあった。

ネタバレにならない程度に話すとしたら後半の広瀬すずと福山雅治の対話の部分がいちばんグッときた。静かながらも期待と後悔と安堵と苦しみと、って色んな感情が一気に伝わってくる。この先の互いにとって大事な時間であることがはっきり分かるシーンだった。

あとは仙台の街並みが綺麗!
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