監督・原作・脚本、岩井俊二さん。
物語を彩るキャストに松たか子さん、ましゃ兄(福山雅治さん)、すず(広瀬すずちゃん)、森七菜ちゃん、神木隆之介くん。
彼女が僕の人生を変えた。
手紙の行き違いがきっかけでよみがえる淡い青春の日々。
誰かがその人のことを想い続けてたら…死んだ人も、生きてることになるんじゃないでしょうか?
心揺さぶる小林武史さん作曲のテーマ曲、宮城県・白石の用水路。
なんて美しい映画なんだろう!
物語は裕里(松たか子さん)の姉・未咲(すず、二役)との別れ、高校の同窓会からはじまる。
かつての憧れの人との再会、当時抱いていた切ない恋心。
未来は輝いているか、思い描いていたものとは違うのか、それは誰にも分からない。
それぞれの人生の後悔。
裕里と鏡史郎(ましゃ兄)にとっては現在と過去、鮎美(すず、二役)と颯香(森七菜ちゃん、二役)にとってはひと夏の物語。
もうすぐ夏休みも終わる。
前へ、未来へと歩きだそう。
主人公は誰なのか、それは観る人次第。
ラブレター、旧校舎、机、イス、ストーブなどすべてがノスタルジー。
裕里や鏡史郎が自分と同世代くらいなんですよね。
交換日記とかしてました、携帯とかなかったんで笑
手紙でのやりとり、今みたいに簡単に連絡がとれないからこそ、届いたときに何倍も嬉しいってあった気がする。
少女時代の裕里(森七菜ちゃん、二役)の告白シーンが切ない!
折しも卒業シーズン。
未咲と鏡史郎が一緒に考え、卒業生代表として未咲が読んだ答辞。
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本日私たちは、卒業の日を迎えました。
高校時代は、私たちにとって、おそらく生涯忘れがたい、かけがえのない思い出になることでしょう。
将来の夢は、目標はと問われたら、私自身、まだ何も分かりません。
でも、それでいいと思います。
私たちの未来には、無限の可能性があり、数えきれないほどの、人生の選択肢があると思います。
ここにいる卒業生一人ひとりが、今までも、そして、これからも、他の誰とも違う人生を歩むのです。
夢を叶える人もいるでしょう。
叶えきれない人もいるでしょう。
辛いことがあったとき、生きているのが苦しくなったとき、きっと私たちは、幾度もこの場所を思い出すのでしょう。
自分の夢や、可能性がまだ無限に思えたこの場所を。
お互いが等しく、尊く輝いていたこの場所を。
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またひとつ、素敵な映画に出会えました!
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