よしヨッシー

永遠の門 ゴッホの見た未来のよしヨッシーのレビュー・感想・評価

3.8
ゴッホの半生を描いた映画。

まず、ウィレムデフォーは細かい、繊細な演技が至妙です。笑顔から落ち込み、混乱状態の落ち込みがほんとに伝わります。ゴブリンの時も独特な存在感でしたが、ゴッホの紙一重の才能を演じ切っていました!

それはそうと、カメラワークについては気になりました。ぼやけている部分はゴッホが幻を見ているなどゴッホが見ている世界を表していたのだと思います。そこは納得なのですが、ブレるシーンが多いと感じました。一点に止まらず、ガサガサしている感じがかなり気になりました。カメラワークが少し雑なように感じました。

静けさや自然とゴッホが絵を描いているシーンは自然の素晴らしさ、稀有さを勝手ながらに感じていました。ゴッホが人間関係に悩み、幻覚や思考から免れるために絵を描く姿は楽しみと葛藤、さらには苦しみが伝わります。時代が違ったら、、、
芸術の紙一重さと当時の時代について考えさせられました。

ゴッホの半生とウィレムデフォーの演技を観たい方にオススメです!