シルク

永遠の門 ゴッホの見た未来のシルクのレビュー・感想・評価

3.7

ゴッホ展とほぼ同じく上映されてたので、私なりに感慨深く観られると思った。

だが、実際のところ中盤まさかの眠気!
ゴッホの目線からの視界なのか、カメラがぶれてるので、チョット気持ち悪くなり、それでもバックミュージックが心地よかッたのか、うとうとしてそれはいい気分⁈

ダメダメと、思いながらも何と後ろからもスヤスヤの寝息とゴーゴーのいびき⁈
あらー、皆さんもやはりそう?と少しホッとした⁈^_^

俳優さんは、もう還暦も過ぎてるのに30代のゴッホ役とは!と、思ったがうーむソックリだ!
監督さんは、彼の若い肉体美で何の問題もなかかったという。

弟テオとの何百通の手紙のやり取り。
この手紙の存在がどんなに貴重なものか!
天才、鬼才、変人扱いされる兄の才能を
最後の最後まで信じ援助して来たテオ。

そしてゴッホは、あんなにも楽しみにしていたゴーギャンとの共同生活もわずか数ヶ月で破局。

自身の片耳を切ったりと…
天才と気違いは紙一重と聞いた事がある。
激しい言葉だが、ある意味精神を患っていた事は間違いないでしょ。

殺害、自殺と諸説ありますが、この作品では少年たちに殺された。
彼は最後まで、少年達をかばい真実を述べなかった。

ゴッホが生きてるうちに売れた絵はたった1枚。
没後、世に認められるようになってから
いつもつけで飲んで赤ら顔のゴッホのあの人がねーと驚く飲み屋の女主人。

彼の愛した黄色!

ゴッホ展を観てから、あ、あの作品はこの場所で描いたのねーと映画で確かめられて良かったが。

どちらかと言えば、私はゴッホ展での音声ガイドの物語の方もわかりやすく感情移入した。

兄ゴッホのあとを追うように数ヶ月後亡くなった弟テオの人生に涙した。

二人とも余りにも若過ぎる。
シルク

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