あじぽん師匠

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のあじぽん師匠のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

若草物語〜、懐かしい〜、という軽い気持ちで見たら、ボディブローが入った。
女性の幸せ=結婚、という時代。この時代に生きていたらすんなり受け入れてしまった常識かもしれない。現在でもそう考えている人がいるだろうし。
世間の常識と自分の夢との間で苦悩する主人公を見ていると、観ているこちらも苦しくなった。
「どうしようもなく寂しい」「愛されたい」というジョーのセリフ。夢を追い、やりたいことをやってきたはずなのに、周りを見ると、少女時代の仲間は誰もいない。人生の進むべき道は皆それぞれだから、それは当たり前のことなのに、自分だけ取り残されたような、前に進めていないような気がして切ない。
最後、若草物語が製本される場面。ジョーの表情に切なさと、自力した女性の力強さを感じた。
あじぽん師匠

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