ぴろぴろ

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のぴろぴろのレビュー・感想・評価

5.0

原作は小学生の頃から何度も読んで来たが、映画版を観るのは今作が初めて。
小学4年生の時に劇でベスを演った事もあり、『若草物語』は夢中になって読んだ。
グレタ・ガーウィグ監督が描く『若草物語』
時系列が行き来するので分かりにくい所もあったけれど、南北戦争の時代の女性の生き方、結婚観は昭和もほとんど同じ(?)だから、共感したり、外国の女の子に憧れを抱いたり。
幸せの形は人それぞれ。   同じ親から生まれても価値観が違えば生き方も違う。   少女時代のワイワイガヤガヤがあるから、各々が大人になるにつれて抱える苦悩や心の痛みが胸に迫る。   通って来た道だから共感せずに居られない。    「少女時代が終わる」時。   永遠では無いから愛おしくてかけがえのない時間。   心情を吐露するジョーの台詞をはじめ心に響く台詞も多かった。
シアーシャ・ローナンのジョーは脳内にあったイメージ通り。  俳優陣は皆魅力的で現代風に垢抜けて見えた。
絵葉書の様に美しい自然とギリシャ彫刻の様な美しさのティモシー・シャラメ。

やっぱり「若草物語」はイイなぁ。
ずっと観ていたくなる、宝物の様なキラキラした時間を過ごせた。
製本の過程も美しかった。
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