503

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語の503のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分用

ストーリー
(一幕)
4姉妹の現状
 ジョー 小説家になるのを諦める
 メグ 好きな人と結婚するが貧乏
 エイミー パリで男性と婚約手前
 ベス 病気がち

7年前 ローリーと出会う
→現在 ベスの体調を聞きジョーは家に戻る

(二幕)
ローリーと仲良くなる4姉妹
家族との楽しい時間や喧嘩を経ながら毎日を過ごしていく

一方で現在
4姉妹は決して幸せと言えない状況にある
 ジョー 小説を二度と書かない
 メグ お金がない
 エイミー 好きではない人と結婚?
→メグが死んでしまう

7年前
ベスが病にかかる&父の帰還
姉の結婚
ローリーのプロポーズを断る

(三幕)
パリからエイミーが帰還(ローリーと婚約)
ジョー 小説を書き始める

ジョーがNYで出会った男が家を訪ねてくる
→学校を作ってハッピーエンド

構成
現在と7年前を行き来しながら
巧みに伏線を回収していく
時代の変化もシーンごとの意味づけが一致してるのでひっかかることなく見れる

演出
7年前の幸せな時間がとにかく愛おしい
隣人に寄付 海辺でのトリプルデート
父を心配する家族
→全てに温かみを感じる

映像
圧倒的に美しい映像
19世紀の世界観を活かしたロングショットが特にたまらなかった。

現在=彩度の低い澄んだ映像
7年前=幸せだった時代の映像と暖色がマッチしてた。

街中を歩く主人公を追っていくトラッキングショットが結構好き。

グレタ・カーヴィグ映画の映像は絵画みたいで美しい。

感想
お金より愛を大事にして結婚するもの
愛よりお金を大事にして結婚するもの
自由を求めて結婚しないもの

もちろん女性の幸せには色んな形があって
どれが正しいなんて事はない。
そんな気がするな。うん。

ただ編集長が小説のラストは結婚するか死ぬかっていうくだり。
それを断ろうとするジョーに
監督の結婚だけが幸せじゃねーんだぞってメッセージがある気がしてならない。

役者の演技良し
映像の美しさ良し
見て損はありません。
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