カレス

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のカレスのレビュー・感想・評価

4.2
IMDb 7.8
四人姉妹の成長の物語
吹替版

長女 メグ : エマ・ワトソン
次女 ジョー : シアーシャ・ローナン
三女 エリザベス(ベス): エリザ・スカンレン
四女 エイミー : フローレンス・ピュー

有名な古典小説の映画化なので敷居の高さを感じていたが、とても楽しい映画だった。「若草物語」は児童文学とも言われているのは知らなかった。童話になったりしている「トム・ソーヤー」とか「赤毛のアン」とか「秘密の花園」とかは実は文庫でも売ってて社会人になってからずいぶん読んだが、そういう面白さだ(「あしながおじさん」も面白いが女性蔑視を感じる)。時間軸が移動するのは、ちょっと分かりにくかった。原作もそうなのだろうか。

出演者も人気女優ばかりですごい。エマ・ワトソンは、世界で最も美しい顔100人の常連*だけど、この映画では(星飛雄馬の姉、明子のような)苦労人の長女役を本来の美形を隠して上手く演じていた。
ぼくは「レディ・バード」を見ただけだが、シアーシャ・ローナンは全然美人じゃないスマソのに映画を見終わってからじわじわ魅力が伝わってきた。シアーシャ・ローナンの映画を見たい。「レディ・バード」もまた見たい。本作では、四人姉妹の話なので目立ちにくいのだがきっちりと主人公だった。
三女はちょっと悲しい人生。昔の話だからしょうがない。
四女のフローレンス・ピューは、これからもぼくは見る予定がない「ミッドサマー」の美しくも怪しい狂気のジャケットでよく知ってる。あの泣き笑い見ただけでビビる。「ドント・ウォーリー・ダーリン」は見たいし、MARVELのエレーナ・ベロワなのでこれからに期待している。ケイト・ビショップにはもっと期待している。ここでは拗ねた甘えの四女役だった。

是枝裕和の「海街diary」も四人姉妹の話だけど、女だけの姉妹ってああなのかね。綾瀬はるかが長澤まさみを叱り飛ばす(というか罵る)様子が怖いんだけど。フローレンス・ピューのエイミーは、逆恨みでジョーの作品を燃やしちゃうんだけど、あれも酷い。


* 今ググッたら過去10年の2位になってた。
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