このレビューはネタバレを含みます
原作ガチ勢のため、原作への個人的なイメージや妄想が限りなく広がっているため、今回の斬新な物語の切り口に、最初は困惑した。各姉妹のイメージも、原作の読み込みやこれまでの映像作品(どれも好きだった)にインスパイアされ、脳内でどんどん形ができていたので、今回の若草物語には驚かせられた。とはいえ、同じものを作るより、こんな視点があっても面白いとは思う。ルイザ・メイ・オルコットの生き方そのものに感銘を受けているわたしとして、その人の生き方を映画に広げてくれたのもよかった。
それでもやっぱり、若草物語と銘打たれると、あの本の中の若草物語を想像してしまい、現に同じ名前の、四姉妹が動き回るから、え!?メグはそれは言わないと思う…え!?エイミー!?!?どうした!?となったりはした笑原作ガチ勢故の違和感は拭えなかったのが自分自身へ残念…!!
一緒に観た友人は、ある程度若草物語への知識がないと唐突に思う展開もあった、と言っており、なるほど、と思うなどした。
ローリーは美しすぎて怖かった笑
やっぱりベスとローリーのおじいさんとの交流のシーンが好き。それから、ベア先生がイケメン!!あと…母親のローラダーンも素敵。マーチおばさまは秀逸。あれは本当、個人的なイメージ通りで拍手。原作でも大好きなクリスマスのシーンが長くて嬉しい。なにより衣装と小物の美しさが好きだった。