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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のIのレビュー・感想・評価

5.0
やっぱりグレタ・ガーウィグは素晴らしい監督でした(泣)
正直、最初は独特の演出についていけるか心配になったし寝ないか心配になるくらいだったけど(特に前作の「レディ・バード」とも違った演出だし)、途中から彼女の表現したい事や意図が分かってきて、それが素晴らしい事なのでグレタの意図だけでも涙してしまうような、そんな革新的な表現だったと思う。(自分の知識不足によるものかも分からないけど)何度もリメイクされている原作ではあるし、当時から絶大な支持を得ているので、今回が特に革新的ではないのかも知れないが、今この時代に時代を反映した形で映画として、今輝いている俳優を起用して描いた点が素晴らしい。前作に続きシアーシャローナン、ティモシー・シャラメ、そしてフローレンス・ピュー、エマ・ワトソン。彼女の次回作が楽しみ。グレタは女性クリエイター、そして、女性にとって希望。彼女の特別インタビューが載った日本版パンフレットに「意図がなければ映画を作る意味がない」とあり、どきっとしたし考えさせられる。
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