このレビューはネタバレを含みます
過去と現在を行き来している脚本が良かった。
ティモシーシャラメは随分とずるい。
個人的にエイミーがローリーに惹かれていた感があまり感じられなく、ローリーがエイミーに惹かれたのも良く分からなかった。結果的にはお似合いなんだけど。
エイミーに惹かれたというより、ジョーへの愛は恋愛とは違うんだと踏ん切りがついたのかな。
ボタンを外すシーンは良かった。
ジョーとローリーは切なかった。
ローリーとの絶妙なふれあいも上手でした。
「ブルックリン」の時も思ったけど、シアーシャは「女性であること」とはちょっと違った「個人として」の自立を目指す役が上手いと思う。
そして絵画のように綺麗。
「愛されたいと思うだけなら愛じゃない」と諭すお母さん、流石でした。
ちゃんとジョーを1人の人間として諭している。
4人(時々6人)が矢継ぎ早に話すシーンが特に好きです。男性が入れないのも面白い(笑)
最後完成された本をジョーが抱いた時、あれは家族の記録であり、忘れがたい少女時代の想い出であり、逝ってしまったベスを抱いたんだなと思いました。