このレビューはネタバレを含みます
狂騒と叫び声がピークまで高まりシーン変わって…と静動、緩急がパッキリしてる撮り方と石油採掘の掘削機？にカメラを付けたのかゆっくりと地面に近づいたり、ジャングルの空撮、斜めに傾くカットなどどこを切り取っても絵になる
ポスターにもなっているあの吊橋のシーンは勿論見ててア゛〜〜勘弁して〜〜というぐらいの恐怖感があったけど何より1番ストーリー内で印象的だったのが崖のシーン、吊り橋を渡って、パリに置いてきてしまった妻の話をするという言わばフラグ立ってる中での爆散、容赦が無いしその爆発までのシークエンスが凶悪とも言える怖さ、悲しみや諦めの視聴者の感情すら爆破の勢いで飛んでしまうぐらい無情で良かった、人が死んでるのに良いという表現もあれなんだけど凄く良かった……………。しかもその後の荒涼とした地での狂気のパートは視覚的にも満足〜ドミンゲスは一体どこへ向かってしまうんだろうか…ってラスト付近で不安にさせられた
汗や泥や雨にまみれた画面に打って変わって主人公達のすり減っていく精神と共鳴するかのような無機質で殺伐としたタンジェリンドリームの音楽がすっっごく良いし、何よりかっこいい！サントラ欲しいな〜！！
