pauh

恐怖の報酬 オリジナル完全版のpauhのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の各々の犯行シーンから迫力があり、爆破は勿論、逃走中の車が思いっきり衝突するシーンは転がる死体も含めて印象的でした。
本編ともいえる後半の運搬シーンは言わずもがな面白く、ドキドキハラハラさせられ終始夢中になって楽しめました!
ただ開始早々、無邪気な煽り男が楽しそうにただひたすら煽ってくる姿は思わず笑ってしまいました。
明らかに無理な嵐の中の吊り橋シーンも、信じられないぐらい揺れていて、ぐわんぐわん揺れるトラックが何故かちょっと面白く、それに追加して木が流れてきて押しつぶされそうになるシーンは尖っていたこともあり痛々しかったです。
その後の大木道塞ぎでの行き詰まった人々の反応が面白く、ビビりの二ーロが絶望し笑うのが一番印象的でした。
しかし手作り時限爆弾により無事大破させるシーンはピタゴラスイッチ感もワクワクし、爆発のスローモーションもかっこよかったです。
後半は、二ーロの奮闘によりゲリラは倒せたものの二ーロも死んでしまうし、もう一台もパンクで爆発してしまうし、あと一歩の所でそれぞれ届かず終わってしまう虚しさともどかしさが良かったです。
最後、無事届け終えたと思いきや追ってきていたギャングが主人公の居る店に入って行く所で終わるラストも悲しい結末ではありながら、良い余韻が残りました。
迫力もありドキドキハラハラできる、面白い作品でした!
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