ラ・ポワント・クールトに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「ラ・ポワント・クールト」に投稿された感想・評価

avantgarde

avantgardeの感想・評価

4.5

まるで中世ヨーロッパの絵画から出てきたような顔した男女のドラマ__当時のフランスの何処かの貧しい漁村をドキュメンタリーようなリアルで見せる技法__そこかしこ自由に歩き回る猫__

ヴァルダの遊び心か…

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Eyesworth

Eyesworthの感想・評価

4.7

ヌーベルバーグの始まりを告げる1955年のアニエス・ヴァルダの長編デビュー作。

〈あらすじ〉
南フランスの海岸線に位置する、美しくも静かな田舎町ポワントクールト。この町で生まれた若い男が、久し振り…

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r

rの感想・評価

4.3
出勤前と寝る前に1日に2度観た
タツノオトシゴの配列 寝具の模様 ボラ漁 重なり合う夫婦の顔
ジャケ以外にも好きなカットが多かった
主人公の物語と島の人たち(素人俳優)の断片的な物語が混合して映画としての視野が広っている。

動くものをどうやって撮ってやろうかとの気概溢れる、傑作ヴァルダムービー。あえて「ムービー」と呼びたい。写真家でもあった彼女は、ここで写真とムービーの違いを如何なく追求する。フレーミングとアングル、そ…

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不在

不在の感想・評価

5.0

はっきりとした輪郭をもたない小さな村。
そこにあるすべてものは絶えずゆらぎ、たわみ、きしむ。
何ひとつとして同じ形のまま留まっているものはない。
その田舎の村は、とある男の故郷だった。
自身の浮気が…

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takeit

takeitの感想・評価

4.1

主演のフィリップノワレがなんとあの『ニューシネマパラダイス』のアルフレードという驚き
いやあ若い
そしてデビュー作でこんなの撮れるヴァルダにも驚く
途中の網のついた棒がキャメラに向かってしなってくる…

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生と死
喜びと悲しみ
都会、田舎
激しさ、静けさ

取り止めのない会話

境界線が曖昧で
シーソーのように行ったり来たり

夫婦


愛について
南仏港町はモノクロでも美しい
そこで暮らす人々と文化
夫婦が会話する時のカメラワークが多彩で手数多くておもしろい
その夫婦が語る哲学的な愛、深い

https://note.com/tabine_sora/n/n32f62c744be8


映像と科白と物語に遊びがあってとにかく観ていてたのしい

7人の子供たちを育てるシングルマザーの存在がそ…

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