天パーマン

ラ・ポワント・クールトの天パーマンのレビュー・感想・評価

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)
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熱に浮かされた愛が過ぎ去った後の新たな愛の物語

ダゲール街の人々とこれしかまだ観ていないけどこの人の撮る映像がすごく好き
既視感があるから確立された撮影技法なんだろうと思うと映画について勉強したくなる
2人が離れそうになる言い合いのシーンはロブグリエの「嘘をつく男」で観たことがあるショットで不安を煽る映像表現だった

この夫婦と村の家庭の価値観は相反していて対比させたい意図は感じるが、脈絡がなさすぎる気もする

恋愛に限らず疲れない関係というのは人付き合いにおいて非常に大事なことだと思う
華やかで煌びやかで、しかしそのうち消え入ってしまいそうな愛を描いた物語の方が絵になるけど持続可能なリアルな愛を提示したこの作品は面白い
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