福野ふくろー

37セカンズの福野ふくろーのレビュー・感想・評価

37セカンズ(2019年製作の映画)
3.8
生まれた時に37秒呼吸が止まってたことにより、脳性麻痺になった女性。とその過保護な母親を描いた映画。

一人立ちさせてくれない過保護な母親から抗うように逃げ出す主人公。面白かったけど、全体的にちょっと薄味だったかな。後半はすごく強引。途中まで丁寧に描かれてて面白かったんだけどね。

漫画アシスタントのことで悩んでたけど、なにか解決するわけでもなく辞めておわり。
母親から逃げ出してはちゃめちゃするわけでもなく、成長が必須ではないけど、家族探して終わり。
母親から逃げ出す理由が他の家族に会いたい、だったら会いに行くのも成立するけど、自由になりたくて出てったのに家族に会いに行く、は微妙に成立してなくてモヤっとする。
そのために逃げ出したならめいっぱい遊びなよ。で、失敗とかして何か学んでよ。遊びすらしないで結果タイに行くは悪い意味でぶっ飛びすぎ。観てる人は置いてけぼり。それで感動しては、流石に無理がある。

あと、急にタイに行くのは、お金ただでさえ無いだろうにどう工面したの!?ってなるし、漫画の件も上手くいきすぎてて強引。