せーのん

37セカンズのせーのんのレビュー・感想・評価

37セカンズ(2019年製作の映画)
4.0
昨年の東京国際映画祭の出品作品ということで気になりNetflixでも配信してるけどやっぱり映画は、映画館で見たいなと思って見てきました。
障害者の主人公が自立していく内容なのかなと思ってましたが、障害者というよりかは、1人の人間としての成長物語と言った感じでした。
生まれてきた時に37秒間呼吸をしてなかったことが原因で脳性麻痺となってしまった主人公のユマ。
才能はあるのに親友?の漫画家のゴーストライターをしているんだけどある出来事により自分だけの作品を描きたいと思うようになります。
ある出版社に作品を持っていくも経験したことを描かないとリアリティがないと言われてしまいますがその言葉がきっかけとなり外の世界へ飛び出すことになります。
過干渉の母親とのぶつかり合いや色んな厳しい現実を突きつけられる中、ユマを手助けしてくれる風俗嬢の舞や介護士の俊哉が良かったですね。
ユマを演じた佳山明の体当たりの演技もとても良かったです。
物語が進むにつれ段々と輝いてきて見ていて勇気をもらいました。
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