殺人を”目撃”した盲目の女性。
当時、婚約していた、主演ナタリー・ドーマーと監督アンソニー・バーン(2011年から2018年)。
共同脚本、製作。
「君は他人の争いに割り込んでるんだ」
ロシアマフィア。
謎の姉と弟。
警察。
盲目のピアニスト。
それぞれの思惑が交錯する。
彼女が”見た”記憶が交錯する。
アイデア、ストーリー、ヒネリ、次々と明かされる”事実”もうまい。
もちろんイギリス俳優陣の演技期の”堅固”さは言うまでもない。
しかしそれを”演出”として、整理され、昇華しきれていない。
オチが分かった上で、疑問がかなり残る。
監督のアンソニー・バーンが、イギリスBBCドラマ”ピーキー・ブラインダーズ”の監督をしているだけに、TVドラマの拡大版を見ている感が拭えない。
いっそのこと、TVドラマにしたほうが良かったのではないか。
もっと良くなる潜在能力があるだけに残念。