喜連川風連

コードギアス 復活のルルーシュの喜連川風連のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

あらゆる不都合を無視すれば、面白いんでしょうが、シャーリー復活させちゃいかんでしょ。あれで一気に「死」が軽くなった。緊張感が全くなくない。
誰かが窮地に陥っても「こいつどうせ死なないんだろ?」と思ってしまう。

加えてあれだけルルーシュを恨んでいたスザクがポッと生き返ったルルーシュを殴って、それだけで許せるものなのだろうか?
ユフィの仇への恨みはそんなもんだったのだろうか?

全てはルルーシュ指揮の黒の騎士団andブリタニアオールスターというファン大喜びのエンディングのために全てのストーリーが逆算されたような印象を受けた。それにより、コードギアス が持っていた「悲しみ」の側面を失い、物語に奥行きがなくなった。

薄っぺらくなってもなお、エンターテイメントとして面白いのだからコードギアス は凄い。

敵のギアスもそれだけのオールスターを相手に苦戦を描くにはどうすればいいか?逆算して描かれた印象を受けた。

あれだけのギアスがあれば、R2の時代から頭角を現しただろうに。(当時、予言のギアスであったとしても)

これは勝手に自分が思っていたストーリーだが、ルルーシュにギアスをかけられて籠絡されたシュナイゼルが一部のブリタニア残党過激派により、ギアスを解かれ、再始動。(表向きでは従う振りをして、反乱)
もう一度、ルルーシュの前に立ちはだかる方が現実味があったかな。

いずれにせよ、ファンが見たいもの=面白いものではないことがよく分かりました。
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