桃

マイ・ブックショップの桃のネタバレレビュー・内容・結末

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公フローレンスは戦争で夫を亡くした未亡人で、生前夫婦で夢だった書店を1人で開く。
但し、その町は保守的な人間も多く、有力者から目をつけられ、建物から立退くように嫌がらせを受け続ける。

フローレンスは美しく儚げな外見と裏腹に、賢く気丈に、"良質な本"を届けられるよう、折れずに真っ直ぐ、書店を繁盛させていく。

書店も、フローレンスの服装も、作品全体通してお洒落で、眼でも十分楽しめた。
手紙で依頼し、紙に包んで自転車で届けるのがレトロで、とても素敵だった。
誰かに本と手紙を送りたくなった。(いまの宅配はあの包み方で受けてくれるのだろうか。)

そしてレイ・ブラッドベリの
たんぽぽのお酒。
個人的な話になるが、我が母と亡き父の出逢う前からの愛読書だったという当作を読んでみたくなった。

-美徳を神や動物と共有出来るのは素晴らしい
あなたは勇気に満ち溢れている
"命の限り希望がある"
桃