あ

L'empire de la perfection(原題)のあのレビュー・感想・評価

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まずもってマッケンローに魅せられたし、マジで映画だった
ここ何か月かで見た映画がいくつも思い出される
草野なつかの『王国』の何度も反復する演技カット、クレール・ドゥニの『美しい仕事』の身振りそれ自体の極北にある偏狭さ、オリヴィエ・アサイヤスの『Clean』が示す行動原理(あるいは感覚の仕方)の資本主義的なものへの危うい酷似性とか、、

きっと、まやかしなるものを徹底して脱ぎ去った身振りは「完璧な演技」と見分けつかないんだし、それはたぶん反復のなかで輪郭が濃くなっていくんだし、しかもそれはカオスというか不確かな土壌の上で成り立つがゆえに、前もって置かれたように見える目的(マッケンローにおいては〈勝利〉であり資本主義においては〈資本=金〉)が身振りのなかで透明になるような感じなんだと思う

マチューがナレーターなんだ、、
あ