陽『ブレイドランナー』と言えるような近未来サイバーパンクな世界観で見せる、テロリストかのように大迷惑なおバカロボとの出会いと友情。
ロボットは心の隙間を埋める道具なのか？
おバカはAIロボットか？はたまた人間か？を想像させる予言的未来像。
中国漫画原作、中国資本・中国映画配給会社からの中国色をできるだけ薄めてデ。ズニーっぽさ満載の本気CGアニメーションが来ましたよ。(制作はカナダアニメーションスタジオ)それもクオリティはトップクラスw
光の取り入れた演出を随所に感じる美麗映像とクラシックさを感じるリアリティのあるダサロボデザインも不思議と愛着が湧いてきますw
メイの拗らせたやけっぱちトンガリガールな孤高キャラもまたかわいらしい。
『完璧とは幸せの敵』
↑こういう味わい深く考えさせる台詞がありながらも脚本が荒いところがあるように思います。
ステレオタイプの悪役のネタばらしの早さもそうだし、主役ロボの「7723」の人を学び人格を形成する変化が早かったり、説得力のあるエピソード不足であれ？と思う変化もあったりします。
なにより説明的な"用意された台詞"を喋ってる感が強い部分が多々あります。
そこの脚本をもっと練ってもらったら、美麗映像と合わさって"残せるメモリーに限りがある"という泣かせ設定も加味して相当な心に残るアニメーション映画になったかもしれません。
でもこういう近未来SF像はホント好きなんですよw
