ジョー

Girl/ガールのジョーのレビュー・感想・評価

Girl/ガール(2018年製作の映画)
3.0
 ジェンダーのバレリーナ。
 スタイルもいいし、踊りも上手いから、嫉妬から、同じバレエ学校の女性たちのいじめも陰湿。
 下半身を見せて、と集団でいびる彼女たちに幻滅。
 それに悩む「彼」を問い詰める父親にも幻滅。「彼」の空気をちっとも読んでいない。
 彼にホルモン治療を施す医師たちも、本当に「彼」のためを思っているのか。
 センシティブな状況に、理解を示しているようで示していない周囲が、とてもうざい。
 救いは、映像の美しさ、「彼」の美しさ。
 岩井俊二を彷彿とさせる、陰陽のカメラワークが絶妙。
 実際もジェンダーでバレリーナの主役の迫真の演技も見どころ。
 股間のテーピングには泣けた。
ジョー

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