このレビューはネタバレを含みます
思ってた以上にダウナーな映画。
バレエのシーンは全編寄りとかバストアップのカットしかないので、めちゃくちゃバレエ頑張ってるんだなということはわかるけど、バレエ自体を楽しむ映画ではない。
性自認と身体的性に悩む主人公の描かれ方とか、同年代の女の子たちの悪意のない好奇心は、すごくリアル(な気がした)。
ナレーションがないから、各カットがなんで差し込まれてるのか自分なりに解釈するしかないのが難しく、腹落ちしないシーンがいくつかあった。
(トイレで水飲んでるカットは、ホルモン治療は副作用で喉が乾くのかな?と思っていた)
友だちとじゃれながら頬を張りあうシーンとか、腰振りまくってる女の子のダンスを主人公が眺めるシーンとか、すごく意味ありげな使われ方だったけど、結局なにを意図しているのかわからず。
最後のカットもおなじく。
女性らしい外見に拘るのをやめて短髪にしたってこと?
パンフレットがあるなら読んでから観た方が楽しめるかもしれない。