クロッキャワァ

グリーンブックのクロッキャワァのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.9
■かんたんなあらすじ

ピッツバーグはおっぱいぱい!!ぱい!!



この作品に出会えて本当によかった。
沖縄から伊丹への飛行機でひとりじんわりと噛み締めながらこの文章を書いている。

傑作である。
最高とか、最強とか。そんな言葉を使って物事を評価するのは好きではないんだけど敢えて言いたい。これは『最高』の作品だと言える。

1人の黒人ピアニストとそのピアニストに雇われた白人の運転手の2ヶ月に渡るツアーの様子を描いた本作は、素敵な音楽に満ち溢れ、素敵でニヒルな笑いに満ち溢れ、そして根深い悲哀にも満ち溢れ…何より美しい気品に満ち溢れている。

本当に車に揺られ、次の街を目指しているかのような錯覚に陥る本作はきっと、
硬いシートでも最高級のシートに。
安酒を最高級のウィスキーに。
そしてありふれた感動を最高の感動に変えてくれるパワーがある。

登場人物の2人は互いに確固たる芯を持っていて、作品を通してそれが揺らぐ事はない。
しかしその芯を包み込むように薄ーいベールがかかるかのような…暖かくそして緩やかに変化していく様は「映画が好きで本当に良かった」と思わせてくれること間違いなしだ。

なぜ★5でないのかは私のプロフィールをご覧いただければと思う。

メリークリスマス世界!

おわおわり。