ニューヨークのナイトクラブで用心棒をしていた主人公が失業し、金を稼ぐために新しい仕事を探し黒人のピアニストの南部ツアーの運転手になることからストーリーが始まる。
当初、黒人が使ったコップを捨てるなど
黒人を差別していた主人公が運転手をしながら旅を続けピアニストと打ち解けて
仕事だけの関係から友情に変わっていく様子が心地よかった。
(KFCの骨を車の窓から捨てる、妻に宛てた手紙を見てもらう等々)
人種隔離政策(ジム・クロウ法)が根強い
アメリカ南部を旅する2人を淡々と時にコメディチックに描いた監督及び演出家は天才
黒人というだけで袋叩きにされたり、
不当な理由で逮捕されたり
そんな困難を超えてきた2人の絆はとても尊くて素晴らしい!!
最後のクリスマスイヴのシーンを見て
ほっこりした筆者なのであった。
素晴らしい作品に出会えた。