きつね

グリーンブックのきつねのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.1
事前情報は黒人差別の話ということだけでした。

ただこの作品は、人種差別について小難しく考えるのではなく運転手のトニーとピアニストのDr.シャーリーの愉快なロードムービーとして見た方が楽しめる感じですね。

昨今でも特にアメリカで黒人差別問題が色々問題になっているようですが、日本生まれ日本育ちの自分には、この映画に限らずこういった問題にイマイチ、ピンとこないといったのが正直な感想です。

とは言え、もちろん自分なりに黒人差別問題に限らず色々な差別問題について持論はありますが、(本作品でも同性愛差別やイタリア系差別にも触れていますね)それをあーだこーだ言いながら見ても楽しくないんじゃないかな?と個人的におもいます。

ヴィゴ・モーテンセンが演じた運転手のトニーのキャラクターが本当に痛快で好きでした。

トニーとDr.シャーリーがときにはぶつかりながらも旅を通してお互いの考え方が広がっていく感じがとても良かったです。

ラスト、トニーの妻のドロレスのオチは本当に良かったです。
きつね

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