chocoberry

グリーンブックのchocoberryのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

黒人嫌いな主人公、トニー。天才ピアニストで黒人のドクのコンサートのお抱え運転手としてアメリカを回ることになった。

落ちている石をくすねたトニーだが、ドクにお金を払えと言われる。ちゃんと元に戻した。ここからトニーが変わっていった感じがする。

車内で一緒にフライドチキンを食べる。初めてフライドチキンを食べるドク。笑顔なのが良かった。でも、外に骨ではなく、ゴミを投げたのについて拾わせるのは同意見。ドクらしい。

スーツを買おうと店に入ったら、黒人だからと断られた。白人と黒人の差別がすごくあるんだなと思う。でも怒らない。

ドクが警察に捕まった。男性と一緒にいたかららしい。トニーは世の中は複雑だと答える。全く本当にそうだ。

トニーが警察官を殴り、牢屋に入れられてしまった。ドクがケネディー大統領に電話して釈放された。驚き。暴力ではなく品で対抗することがすごい。ただ、これだけの被害を受けていることは本当に残念だ。黒人は夜になると外に出てはいけない。

ドクはお城の人。トニーのほうが下の地位を知ってる。しかし、ドクは白人でもない、黒人でもない、男でもない。自分は誰だ?という。雨の中が、悲壮感あるなあ。

最後の演奏会。レストランに入れてくれなかった。支配人から、主人公は買収されそうになる。「今の仕事も金のためだろ?」
これを反発したトニー。もう金のための仕事ではない。それがわかるシーンだった。レストランの演奏をボイコット。黒人のウエイターがにやりと笑ったのは、共感だったのだろう。

異なる黒人のレストランへ。古いピアノで演奏。大喝采!受け入れられたのは嬉しい。お金見てる黒人。危ないー!と思っていたら、なんと!トニーがピストル持ってたー!びっくり!

最後、ニューヨークに戻る。また警察捕まったと思ったら、パンクに気づいてくれた。石のおかげ?そして、最後はドクが運転!その手があったかー!

グリーンブックとは、黒人の旅行用ガイドブック。そういうものが必要なほど、差別があったのだとよくわかった。
chocoberry

chocoberry