Yuna

グリーンブックのYunaのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

良いですね、、こういう映画は良い。先手を打って行動する勇気があるかというのは何事にも通ずる。今となっては差別やマイノリティを扱う作品は良くも悪くも溢れているけれど、60年代アメリカに先陣を切った人がいたという事実を知ることに意味があると思う。

トニーがドクを認めるきっかけになったのが彼の演奏であることは音楽が好きな自分にとっては嬉しい。音楽は救いですから…。
黒人だからという理由でドクが受けた嫌がらせは実際もっと酷いものだろうな。信じられない。

「訓練されたピアニスト」(ドクは自分のことをピアノマンやプレーヤーと言わず、演奏のときは必ず指輪を外すプロ意識がある)であることを証明する曲としての木枯らしが洒落ている。子どものころから狂うほど弾いたエチュードなのだろうと想像できるし、Winter Windというタイトルも雪の降る季節と彼の境遇を考えるとうっすらとエゴが見えてすごくいい。
Yuna

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