めめ

グリーンブックのめめのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.5
鑑賞後の爽快感が凄かったし、素晴らしいラストでした。映画っていいもんだなー。と思ったんです。
ただ黒人差別についてはかなり白人の上から目線?ご都合主義?で描かれているな、と感じました。差別する側の都合のいいように描かれている。言葉にしづらいけど…。バディ物として純粋に楽しんだ人もみんなうっすら感じたのでは?これについてはアカデミー賞受賞時にもたくさん議論されたみたいです。
日本人は島国の単一民族として生きてるから、黒人差別については本当に根本的に理解することも共感することもむりだとおもってます。だから、その辺のもやもやを無視してみたらめちゃくちゃ素敵な素晴らしい映画でした。
しかし、シャーリーの遺族が事実と異なる描写が多いと主張したこと、この映画の制作に関わっているのがトニーの実の息子であること。
などを考えるとすごく複雑。
実話を元にした映画ってすごく難しいものですね。
映画ってご都合主義なものだから、作る側の都合よくなるのは当然だと思うんです。でもその登場人物が実際に存在していた人間となればまた話しが違うと思います。
これも、この2人の関係を参考にはしたけれど、フィクションです。という映画であればまだマシだった。

▼以下そのへんのもやもやを無視した感想
・トニー役の俳優さんが、ロード・オブ・ザ・リングのアラゴルンの人だったとは見ていた時は全くきづかなかった、俳優ってすごい笑
・ドロレスがいい女でいい妻すぎる。最後のひと言は見た人全員キュンとしたでしょう。いい女。
・フライドチキンのシーンと、手紙のシーンは凄くいいですよね。笑顔になった。
・ターコイズブルーのキャデラックがかっこいい!
めめ

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