このレビューはネタバレを含みます
メインの2人が素直な人々で、ほっこりじんわりしてあたたかい気持ちになれる作品
人種差別されている黒人。その黒人でもマイノリティな富と名声のある黒人。しかもゲイである為に何重にも苦しんでいるシャーリーの雨の中での台詞は特に沁みた。
ただ、人種差別を題材にした作品としては幾つか違和感を感じた。
特に印象的だったのは、オープニングシーンでは運転手のトニーやその親族は黒人が使ったコップを捨てるほど黒人を「穢れ」と感じていたのに、ラストシーンでは2ヶ月過ごしたトニーはともかく、その家族も戸惑いながらもシャーリーをあたたかく受け入れてEND
「穢れ」の感情って、そんな簡単なものじゃ無いぞ‥
鑑賞後、脚本家がモデルになった運転手トニーの実の子供と知り色々納得。
「黒人を救う白人」の典型が盛り沢山だったけど、まぁ、お父さんから聞いたらそりゃ「黒人を助けたお父さん」になるよなー
なんせ、トニー・"リップ"なんだぜ!
というわけで、お話はよかった!
でも差別を扱った作品としてはいくない!