ヴィゴ・モーテンセン、クローネンバーグ作品でお馴染みになってるしマハーシャラ・アリはムーンライトが良かったので個人的にとても嬉しいキャスト陣
黒人差別と、移民としてのイタリア系白人への差別が別々にあって2人ともアメリカにおいて差別を受けるけれどもそこにも大きな差がある…(映画ではチラッとしか出てこないけどもちろんアジア系への差別も)
そんな中で上流階級の世界に身を置く黒人ピアニストと白人ではあるがイタリア系という差別を受けるドライバーとの南部への(ほぼ)2人旅ロードムービー
まじでちょっとしか描かれないけど同性愛差別の描写もある
ちょっとした会話とか言動とかから滲み出る差別意識とかが細かく描写されててつらい…
映画内ではスッキリするオチになってるけど、これがこういかなくて辛い目にあう現実が今もあるかと思うと…(特に警察に車を路上で停められるシーン)
映画としては構成とか人物の関係性の構築とか、最初の方に出てきたものがあとで効いてくるとか、すごくよく出来ててアカデミー賞って感じ(?)だと思った
バーでお金とられるんじゃ?みたいなところはまじでひやひやしたけど話の持っていき方がとてもうまい
「手紙ありがとう」のくだりにはホロリ😢