ずっと気にはなっていたけど観てこなかった映画。
すごい心があったかくなった。
なんてほっこりする物語なのだろう。
そしてこれ実話なんですもんね。
ほんとなにもかもが真逆の２人のやり取りが見てておもしろくて。
ヴィゴモーテンセン演じるトニーはがさつで自由奔放だけど、ちゃんと情が深いところがいいよね。
お互い持っていないものをお互いが持っていて刺激されていくのが見ていておもしろい。
それにしてもほんと昔のアメリカ、特に南部は人種差別がすごい。
観てるうちに感情移入してこっちまでイライラしてきちゃう。
演奏会招いてるなら食事くらいさせてくれよと。
あの２人を捕まえた警察たちにもイライラした。でもそこはドクターシャーリーの冷静な対応でスカッとした。
黒人でも白人でもない自分は何者なんだっていうドクターシャーリーの言葉に泣きそうになる。
地位や富はあるけど、孤独なシャーリー。
一生涯の友人ができてよかった。トニーは最高の相棒だ。
旅の前後で黒人への差別、偏見がなくなって価値観が変わったトニーも素敵だった。腕っぷしもよくて頼りがいありすぎでしょ。
最後のバーの即興演奏も最高すぎた。めちゃめちゃ楽しそうだった。
メリークリスマス。
ほんと素晴らしい旅をみせてもらった。
真逆な２人の距離がどんどん縮まっていくのがほんといいよね。
すごくよかった。
それにしても、これまでわたしのなかでヴィゴモーテンセンと言ったらアラゴルンのイメージが強かったけど(古すぎる印象笑)、このトニー、味があってとても好き。
