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グリーンブックのmisakiのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.7
トニーとドクの名コンビ映画であり、人種差別について出来るだけコメディに描かれていた。
ただ、人種差別について理解が足りていないこともあり、描かれてる物語が、事実に基づかれてることには終始驚かされた。

印象的なのは、ドクの「品位こそが勝者」「金持ちは教養人と思われるために私の演奏を聴く」という言葉。
ドクのこれまでの歩みを物語る言葉だっと思う。
イタリア系のトニーがどう感じているのか、考えているのか、深く表さないところが、リアルであり、かつ飾らず、どちらかと言えば笑い飛ばしてくれるようなキャラクターが、ドクに取って、最高の友であったと思う。

人種に関わらず、世の中は属性で括られることが多い。自分もいつの間にか属性で括っていることが多々ある。最後の警察官に車を停められたシーンは、まさに"アメリカの警察官"という属性で、このあと起こることを想定してしまった自分を恥じるシーンであった。
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