ヤドラン

グリーンブックのヤドランのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

黒人が無事に宿泊できる宿のリストであるグリーンブックのように、トニーはドクターの無事な旅をささえる存在だった。上品で教養のあるドクターと教養がなく力強さが長所のトニーという、対比的な2人の間にある壁がだんだん崩れていく感じが良かった。

あえて人種差別の色濃い南部へ向かう黒人音楽家のドクターが、演奏予定だったホール内のレストランで人種差別を受け、演奏を断るシーンが良かった。ここで妥協して演奏しないドクターの意志の強さを感じた。

南部の農場で奴隷として働く黒人がドクターを見つめるシーンが印象的だった。黒人への差別問題は人種という一面的なものでなく、階級や住む場所など多面的な問題であったことに気付かされた。
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