シンプルに、たのしく観れた。とはいうものの、深い「黒人」差別の慣習をあんなにあからさまに見ると、そういうものがあまり届いてこなかった日本人でさえ怯む。これはたぶん、私たちも同じようにいろいろな人たちをいろいろな名前をつけて囲い、同じ目で見てきたという薄暗い過去の歴史を持っているからだろうなあ。そしてもうひとつ薄暗さを増すのは、それが現在にもあるかもしれないということと、現在にある差別はわたし自身と無関係ではないということと、気づいていないだけで今この瞬間もわたしは誰かを差別している可能性があるという恐怖。人類みな差別主義、とはよく言ったものですね......
ということを考えました