グリーンブックのしみーのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィゴの腹がやばい。我が目を疑う大きさだった…。

トニーが石を盗んだ事に子どもじみた言い訳したり、ケンタッキー州のフライドチキンに喜んだり子どもみたいなやつ。でもその純粋さがこの人物の魅力でもある。
ドクター・シャーリーは常に落ち着き払っていて理性で差別と戦っている。暴力を振るったら負けと考える彼はキング牧師の姿にも通じる。雨のなかでの悲痛な叫びは黒人と白人どっちの側にもつけずずっと孤独に生きてきた彼の生き方が垣間見えた。

フライドチキンを食べるシーンが爆笑。あんなに拒否ってたのに結局胸肉も受けとるドクターに笑っちゃう。骨の投げ方まで優雅笑 でもジュースのゴミは許しません。

トニーとドクターの関係が教養のないワルガキと家庭教師みたいな感じになってるのもグッド

二人の掛け合いや笑えるシーンが多くて全体的に楽しく観れた。
ただ、ドクター・シャーリーの内面や当時の黒人たちがどんな思いで生きていたかとか深く描いてほしかった。
楽しかったけど「白人側からみた黒人差別の物語」って感じが否めない。