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グリーンブックのMのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
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思ってた以上に見やすい映画だった。
TIFFで話題になって以来気になってた作品で、期待を裏切らずかといって予想外というわけでもなく、周りに気軽に勧められる作品だった。

白人=裕福 黒人=貧しい
という極みに極めたステレオタイプがあるけど、その肌、見た目とは裏腹な生活、その生活とは裏腹な寂しさなど、他人を「肌の色」だけでは到底理解なんてできるわけがないということを主人公とともに学んだ。

「才能だけではダメ」という言葉がすごく悲しかった。「この店での伝統だから黒人は食事ができない」と話す彼らの、体に染み付いたようなもはや無意識的にも思える差別も悲しかった。そこに自ら立ち向かうと決めたドクは強い。


笑えるシーンがたくさんあって、最後にはあったかい気持ちになれる映画。
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