今年のオスカーも納得の素晴らしい作品。
まず作品の序盤10分で登場人物の人となり、性格がわかるように描かれているところが分かり易くて良い。
クラブで働くトニー(ビゴ・モーテンセン)は口が上手く、適当にやっているようでしっかり人を見ることができる。その奥さんのドロレス(リンダ・カーデリーニ)はとにかく愛らしい。最初の方に黒人に対する対応のシーンがあるけどそこで彼女の人となりはわかるよね。差別なく全ての人に対してフラットなんだろうなって。一方のトニーは黒人が使用したコップを汚いものを触るようにゴミ箱へ捨ててしまう。
トニーの働いている高級クラブは改装工事の為閉まってしまうことに、、
いや、もうトニーの人心掌握術というか力ある人に気に入られる術がすごい笑
クラブがあーなったのはトニーの仕業よね、帽子の件で、違うのかな?
そんなこんなで仕事を無くしたトニーはある仕事の面接を受けてそっから本編スタートよ!
天才ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)はきっちりした性格で教養もあり黒人ではあるが暮らしそのものは裕福で一見恵まれたように見えるが、、
もうトニーとシャーリーのコンビ最高かよ!
人種差別色濃い南部へのツアーの道中様々なことがあるけれど、2人の絆はどんどん深くなる。
車の中でのやりとりはみんな笑っちゃうよ、あんなの面白すぎる。
作品としての完成度の高さ、キャストの素晴らしい演技、どれを取っても文句なしのオスカー受賞作でした!
素晴らしい!