人種差別、2人の友情、ロードムービー、そして実話を基にしたストーリーであること。
クスッと笑えるギャグも交えつつ、ほっこりする場面がとても多く、本当に良い話だった。
食事のシーンが多いので間違いなく食事どきに観たらケンタッキーへ足を運ぶんじゃないかと思う。ピザのホール食いでもいい。
そのフライドチキンは黒人差別の象徴であることを後から知った。真の人種差別についてはなかなか理解が追いつかないかもしれないが、物語を通して私たちも少しは成長できたのではないだろうか。
その辺重々しくないのもよかったかな。
自分のことを白人でも黒人でも人間でもない「はぐれ黒人」だと言うドクター・シャーリーの孤独。雨のシーンは刺さった。
少しずつ距離を縮め変わって行く2人をずっと見守っていた。温まる。